自分史。二十二歳。

劇団の養成所に2年通い、卒業。

その後、劇団には入らず(入れず?)、小さい俳優プロダクションに入った。

そこはスパルタで、稽古は厳しく、すぐに逃げ出した。

俺は当時、結構逃げ出し癖があって、辛いとすぐ辞めちゃってた。

バイトなんか全然続かない。

でも、要領と外面だけは良かったから、働き口はいくらでもあった。

いろいろバイトはやったなぁ。

東京だと変わったバイトがたくさんあって、そこで社会の仕組みを学んだよ。

 

例えばテレクラのスタッフ。

当時テレフォンクラブっていうのがあって、まあ今でいう出会い系サイトの店舗版みたいなモノ?

出会いが欲しい男女が電話で繋がるサービス。

 

とはいっても圧倒的に女の数は少ないから、実は女は9割くらいサクラ。

 

歌舞伎町のお弁当屋さんもディープだったなぁ。

社長はオカマだったし、夜はオカマバーで働いてる人がいたり、

オカマのバイトやらないかって誘われたりした。

聞けば、オカマバーは一流芸能人が一杯来るそうだ。

みんな多かれ少なかれノーマルではないらしい。

モテるから異性には飽きるし、あんな世界で生き残る人々はフツーの感覚じゃあいられないそうだ。

 

配達先は風俗店、不法カジノ、ヤクザの事務所、闇金…。

ウシジマくんみたいな人にヤキ入れられている現場に弁当届けたり…。

不法賭けゲーム屋に行って、つり銭間違えた時は、怒鳴られてションベンちびるかと思った。

 

(つづく)

 

 

 


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